動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で理学療法士が筋膜調整を行うルーツの櫻井です。
変形性股関節症のリハビリのお話です。
今まで多くの変形性股関節症の方をみてきました。
手術まではいかないけど痛みでお困りの方のリハビリ。
変形が進行して人工股関節の手術をした後のリハビリ。
変形が強いけど痛みが無い方の検査。
沢山の方をみてきて、変形が強くても痛みが無い方としては筋力がしっかりしていたという印象がありました。
変形がそこまで強くはないけど痛みが強い方、今から手術をしますという方は筋力が弱い状態が多かったです。
自分の筋力で体重を支えられない身体では、痛みが抑えられないという印象があります。
今回は、変形性股関節症でお困りのあなたがもし、病院などで痛み止めや電気、マッサージなどの治療しか受けていないという場合にもっとできることがありますよ!
ということをお伝え出来たらいいなと思っています。
変形はあるけど「痛くない!」という状態にしていくためのヒントになれればと思います!
変形性股関節症の方が行うべきリハビリ
大きく分けて2種類のケアが特に効果があるようです。
- 理学療法士によって個別に指導された運動療法
- 徒手療法(手による手技):股関節周囲のストレッチ、股関節の牽引(関節を微細に動かす技術)、関節を穏やかに動かす
どんな効果があるのかをお伝えしていきます。
個別の状態に応じたリハビリを行うと5年後までに人工股関節置換術に至る割合も減らせる
通常のケアによる治療グループで5年以内に変形性股関節症で人工股関節置換術を受けた患者さんは18人(45.0%)だったものと比較して、個別の状態に応じた運動を指導を行った治療グループでは人工股関節置換術は6人(20.0%)のみだった。
5年以内に人工股関節置換術に至った割合の報告がありました。
- 通常のケアのグループでは18人(45.0%)
- 個別の状態に応じた運動指導を入れたグループ6人(20.0%)
研究が5年間行われたので、そこまでのデータになっています。
通常のケアは、理学療法士によってオランダの変形性関節症のガイドラインで勧められているような有益な情報や助言の提供、運動療法、そしてストレスへの積極的な対処の促進を強調した一般的なケアの指導で構成されています。
さらに、指導後も自宅で運動を続けるよう患者さんに助言しています。
一方で、個別の状態に応じた運動療法やケアを組み込んだグループで効果の差を調べたところこのような結果が得られたということでした!
個別の状態に応じたグループではさらに、3か月と9か月後時点での股関節の痛みや身体機能も良好な結果が得られていました!
ルーツでは理学療法士の知識を活かして、あなたに合った自宅での運動方法をご紹介します!
さらに、効果を上げやすくなるように筋膜調整も行っていきます!
手術はまだちょっと…と思われているあなたは個別のプログラムを組んでもらった方がいいでしょう。
変形性股関節症のリハビリは理学療法士に個別に指導された運動を続けると良い
結論:筋力増強訓練,ストレッチ,機能訓練,水中歩行のような運動療法は痛みや機能障害の改善に有効なので続けて行いましょう!
理学療法士による個別に指導された運動療法は痛みと機能障害の改善に有効だったという報告がされていました。
<参考文献>
Smidt N, de Vet HC, Bouter LM, Dekker J, Arendzen JH, de Bie RA, et al. Effectiveness of exercise therapy: a best-evidence summary of systematic reviews. The Australian journal of physiotherapy. 2005;51(2):71-85.
この論文の運動療法に関しての研究で痛みや身体の機能の改善に有効と言われていることは下記です。
- 筋力訓練
- ストレッチ
- 機能訓練
- 日常生活上の注意点の指導
運動については他にプールでの運動も痛みや機能の改善に有効という研究も報告されている。
股関節の痛みに運動を行うことはとても大切ということが報告されています!
痛みをなんとかしたいという方は股関節に負担をかけないで行う運動を意識して取り組まれてはいかがでしょうか。
<参考文献>
van Baar ME, Dekker J, Oostendorp RA, Bijl D, Voorn TB, Lemmens JA, Bijlsma JW. The effectiveness of exercise therapy in patients with osteoarthritis of the hip or knee: a randomized clinical trial. J Rheumatol. 1998;25(12):2432-9.
この論文によると変形性関節症201例(股71例,膝+股10例,膝119例)の患者さんに理学療法士による個別に指導された運動療法は痛みと機能障害の改善に有効だった。
また、その効果は股関節症および膝関節症の両者において同等であったと報告されている。
自分なりに筋力トレーニングや運動を行うよりも専門家からアドバイスを受ける方が効果ありますよという研究が多いですね!
筋力増強運動と言っても、どのような運動がいいのか、どこの筋力が低下しているのか、ストレッチはどんなのがいいの?と思う方も多くいらっしゃると思います。
状態には個人差がありますので、個別にチェックしていくことで効果的になります。
運動以外にはどんなことが効果あるのか
下記のような徒手療法(手による手技)も効果があると言われています。
- 股関節周囲のストレッチ
- 股関節の牽引(関節を微細に動かす技術)
- 関節を穏やかに動かす
変形性股関節症患者の股関節機能に対する徒手療法プログラムの効果は、運動療法プログラムよりも優れていた。
5週間で9回の治療を行って、2つのグループの結果を比較しています。
➀徒手療法グループ(手による手技):股関節周囲のストレッチ、股関節の牽引(関節を微細に動かす技術)
➁運動グループ:筋力トレーニング、持久力トレーニング(歩く、自転車、プール)、バランストレーニング
歩いた時の痛みや股関節の機能は29週間後も理学療法士が行う徒手療法の方が改善していたということでした!
こういった徒手による施術も効果があると研究されていますので、利用してもらうと良いと思います!
ただし、5年間で人工股関節置換術に至る割合が減ると言われているのは運動療法ですので、やはり運動も大切だと思います。
痛みや身体の機能を改善してあなたはどんなことをしたいですか?
- 気兼ねなく旅行に行きたい!
- 仕事も頑張りたい!
- 買い物を楽にしたい!
こんなふうになりたいなと思う目標や、やりたいことなどを達成したいことをお話してくださいね!
目標に向けて一緒に頑張って行きましょう!
運動してみたけどなかなか痛みが治まらない場合などには、関節周囲の手技によるケアがより効果的であることが分かっていますので、ぜひルーツの整体をご活用ください!
内容はこちらのブログをご参照ください!
変形性股関節症の方に対して関節調整か運動のケアを行った時に効果の差はあるか
変形性股関節症に対してルーツだからできること
あなたは病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りではありませんか?
早く症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!
股関節の痛みに筋膜調整を受けていただいた方の報告もありますので、ぜひご覧ください!
股関節インピンジメントに筋膜調整でご紹介した記事があります。
関節がぶつかって組織が挟まることによってダメージを受けてしまいますが、筋膜への介入で変化がありました!
臼蓋形成不全・先天性股関節脱臼の方をメンテナンスという記事でも筋膜調整後の変化をお伝えしています!
関節自体になにかが起こっていても、関節以外の組織に施術を行うことで変化が得られることもあります!臼蓋形成不全の方が痛みがあるまま過ごすと変形性股関節症になるリスクも高まってしまうので、早いうちにケアを受けられることをお勧めします!
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仙台で理学療法士が筋膜に施術を行う整体ルーツのご紹介です!
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