仙台の整体でシンスプリントに筋膜リリースを行うルーツ

動きやすさを追求しています。

宮城県仙台市青葉区の整体で理学療法士が筋膜リリースを行うRootsの櫻井です。

ジャンプやランニングのような繰り返しの負担で起こりやすいシンスプリントについて今日もお話していきます!

昨日はシンスプリントの予防として足の形状との関係をお話ししました。

今回ご紹介する内容などを把握しながら施術に活かしていくことがシンスプリント対策には必要になりますのでみていきましょう!

シンスプリント発症と股関節やふくらはぎとの関係

結論:男性の場合のみ、股関節の関節の動ける範囲(内と外に捻る)が広いこと、ふくらはぎの太さが痩せているとシンスプリント発症の危険性が高くなるようです。

今回はどちらの性別においても、肥満指数、脚の長さの違い、足のタイプ、踵を見た時の足の角度、足を上に返す時の関節の動ける範囲、計測時から中敷きを使用していること、計測時からの走った合計時間、運動強度の変化には発症した人としなかった人の間で差は見られなかった。

ということでした。

<参考にした論文>
Burne SG, Khan KM, Boudville PB, Mallet RJ, Newman PM, Steinman LJ, et al. Risk factors associated with exertional medial tibial pain: a 12 month prospective clinical study. British journal of sports medicine. 2004

空軍士官候補生を対象にデータを取り、結果を追っている研究です。

一般的な仕事とは異なりますが、運動量は普段からある程度あると思います。

股関節を捻る動きが広くできる方やふくらはぎが細い方はシンスプリントになりやすいということでした。

言い換えると股関節が柔らかくて、足回りの筋力が弱かったりするとなりやすい可能性があるかもしれません。

該当する方や繰り返し痛みが出てきてしまう方はケアを行っていただくと良いのではないでしょうか。

扁平足と足の柔軟性との関係

結論:内側のアーチ率が低下している(扁平足になる)ことと、横アーチの柔軟性が低下しているとシンスプリントを発症しやすいということでした。

足部の横アーチの柔軟性も関係してくるようです。

足は関節が多く複雑な構造をしています。

各関節がしっかりと動いてようやくしっかりとした機能を引き出せる部分ですので、横アーチのお手入れも必要になるようですね!

<参考にした論文>
Kudo S, Hatanaka Y.Forefoot flexibility and medial tibial stress syndrome.J Orthop Surg (Hong Kong). 2015 Dec;23(3):357-60.

走り方とシンスプリントの関係

結論:走っている時に踵から接地するタイプのランナーは、前足部から接地するときのランナーに比べて、繰り返しの負荷で怪我の発生が2倍多かったという報告です!

大学生52名のランナーを2つのタイプに分けて検証をした研究です。

36人(69%)は踵から接地して走るタイプのグループ。

16人(31%)は足の前側から接地するタイプのグループ。

全走者の約74%が毎年中等度または重度の怪我を経験していました。

しかし、踵から接地するタイプでは前側接地グループよりも約2倍の反復による負荷(オーバーユースのような)による怪我が起こっていたということです。

この結果を踏まえて論文の筆者らの仮説によると、前側で接地すると床からの衝撃(反力)が踵接地と比べて少ないからではないかということを考察しています。

地面から受けるダメージが少なければ負担が減りますよねということでしょうか。

<参考にした論文>
Daoud AI, Geissler GJ, Wang F, Saretsky J, Daoud YA, Lieberman DE. Foot strike and injury rates in endurance runners: a
retrospective study. Med Sci Sports Exerc 2012;44:1325–34.

発症の原因をまとめる

1つ目、男性の場合、股関節の関節の動ける範囲(内と外に捻る)が広いこと、ふくらはぎの太さが痩せているとシンスプリント発症の危険性が高くなるようです。

股関節や足首周りを支えられるだけの筋力がしっかりと発揮できているかを確認する必要がありそうです!

2つ目、扁平足になることと、横アーチの柔軟性が低下していることが関係している。

扁平足はなかなか変えられない部分があるかもしれませんが、足にある関節を動きやすくすることはできそうです。

足にある関節を柔らかくする方法を教えてもらってくださいね!

3つ目、ランニングのフォームで踵から接地するタイプは、前側から接地するタイプに比べて、シンスプリントなどのオーバーユースによる怪我の発生が2倍多かった。

なかなか治らない症状や、再発してしまうシンスプリントはランニングのフォームを見直すことも大切になります!

踵から接地することをやめて、まずは足裏全体で接地していくように練習されることをオススメします!

ルーツだからできること

症状が出ないためにどんなケアを行えばいいかがとても大切だと思います!

もちろん症状が出てしまったら、身体にはどんな特徴があるか、ランニングのフォームはどうかということを知って対応することが望ましいと思います!

シンスプリントで病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りの方。

症状を改善していきたい方などはルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、負担の掛かりにくい動作に動き方の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!

お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!

他にもシンスプリントについての記事もありますのでご覧ください!

シンスプリントになる人は足のどこに多く体重がかかっているかについてもお伝えしているブログもありますので、ぜひご覧ください!

シンスプリントの治療方針

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