動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜調整を行うルーツの櫻井です。

腰痛は多くの方が経験すると思います。

腰痛になっても数日で治ってしまえばいいのですが、長期間症状を引きずってしまう方がいます。

そうならないように、医師から依頼を受けた理学療法士がどのように腰痛を治療をしていくといいのかをルーツで勉強する機会がありました。

無事に終了しましたので、ご報告します!

世界理学療法学会の腰痛シンポジウム通訳

理学療法士の須賀康平さんが世界理学療法学会(inシンガポール)で行われて人気だった腰痛についてのシンポジウムをスライド付きで流したものを通訳していただきました。

腰痛シンポジウムの内容は無料で視聴、さらに資料もダウンロードできます。

内容は下記の3つとまとめでした。

  • ➀腰痛が残りやすいタイプかどうか見分けるヒントになる検査
  • ➁どんなタイプの腰痛患者さんが、どんな治療を受けると効果を得らやすいか
  • ➂治療につなげられるように痛みのメカニズム別に分ける

イギリス、アメリカ、オーストラリアなどの有名な先生によるシンポジウムでした。

言われていることで大切なことは腰のこの関節が悪いという組織だけに目を向けていくのではなく、どんなタイプの患者さんがどの治療を受けると効果を得られやすいかを考えることが重要ということです!

近年では、腰の関節や組織が変形している、ゆがんでいる場合でも必ずしも痛くないことが研究で分かっています。

それぞれの国での検査や治療が万能という話はなくて、色々な治療に利点や限界があることについても触れられていて非常に興味深いです。

ここからは私の考察ですが、腰痛の治療は色々あります。

  • 関節の治療
  • 筋筋膜の治療
  • ストレッチ
  • 筋力トレーニング
  • 有酸素運動
  • 痛みを抑える脳の機能を高める
  • 日常生活動作で作っている腰痛の原因を修正する

細かく見ればまだまだたくさんできることはあります。

例えばピラティスとかヨガとか太極拳などの運動もあるかもしれません。

このように様々な治療がありますが、大事なことはどんな特徴の患者さんがどの治療を受けると効果を得られやすいかを考えることが重要ということです!

腰痛だから関節を治療しますというわけではないのです。

腰痛だからマッサージしていればいいという単純なものではないのです。

関節を治療してたまたま当たればいいですが、当てはまらない人には効果がなくいつまでもズルズルと長引いてしまうかもしれません。

マッサージもまた同じです。

ルーツにお越しいただく腰痛の方でよく聞く言葉があります。

「マッサージしてもらうんだけど次の日には戻っちゃうね」

腰痛がなかなか治らなくてお困りなら、あなたの腰痛の原因を検査してもらいましょう!

オーストラリアで培ったエッセンスを教えていただく腰痛勉強会

仙台の整体で腰痛の治療勉強会
オーストラリアで働かれている江戸英明先生の帰国に合わせて腰痛の勉強会を仙台で開催していただきました!

タイトルは「クリニカルリーズニングに基づいた腰痛評価と治療~オーストラリアで培ったエッセンス~」

平日にも関わらず山形から4名、関東から5名理学療法士の先生がお越しくださいました!

遠いところお越しくださいまして、ありがとうございます!

宮城県の方は残念ながらいらっしゃいませんでした。

少人数なので、和気あいあいとした雰囲気で終始進んでいきました!

診療の手引きのようなガイドラインに登場するような世界のスタンダードな腰の評価や治療に加えて、心理面や社会面も含めた慢性的に続く痛みのマネジメントを手厚く教えてもらいながら、理解を深められました!

少人数制でしたので実技を丁寧に教えてもらえたり、質問も飛び交っていました!

普段気になっている細かい部分の確認もしていただけたのではないかと思います!

内容は、研究で証明されていることを軸にされていて多くの方が救われるものだと感じました!

江戸先生が分かりやすくして説明してくれたこともありますし、わかりやすく情報が整理されているところもオーストラリアの良いところなのかもしれません。

検査と治療の内容

江戸先生がオーストラリアで腰痛の治療をされる際に下記のような内容を行われているので、教えていただきました。
• 問診の重要性について
• 腰痛の理解(特異的腰痛、非特異的腰痛、レッドフラッグ)
• 身体的評価
o 視診
o 触診
o AROM
 Over Pressure (オーバープレッシャー)
 Combined Movement (複合運動)
 Repeated Movement (反復運動)
o Passive Physiological Intervertebral Movement (PPIVM : 脊柱の他動的関節可動域テスト)
o Pain Provocation Test (疼痛誘発テスト)
o Neurodynamics (神経誘発テスト)
• Movement Impairment (可動域制限)障害に対するアプローチ
• モーターコントロール障害に対するアプローチ
• 慢性痛に対するクリニカルリーズニングに基づいたペインマネジメント
o 痛みの基本的理解
o 慢性痛に関わる要因、中枢感作・末梢感作
o イエローフラッグの理解
o 慢性痛のマネジメント
• ケーススタディとディスカッション(グループワーク)

仙台で腰痛の整体

整体で腰痛の勉強会

仙台で腰痛なら筋膜への治療
<他会場では受けられない、須賀先生による論文の読み方のショートレクチャー>

日本でも行われている内容ではありますが、細かいところを詰めていく際に、体系的にまとまっていると見落としが減っていきます!

さらに、まとまっていますので勉強しやすく習得までの時間も短縮されていくことにもなるなと感じています。

学生のうちにこんな教育がなされていたらいいなと思います!

参加者の方々からの感想

感想を教えてもらったり、SNSであがっているものを一部抜粋させていただきます。

「何気なくやってたこと、あまり意識的にやってなかったことが、しっかり言語化されて説明してもらったので、すっきり納得。全て意識的に使いこなすのはかなり努力が必要そうですが(^^; 実技も含め論文からのデータも示してもらいながらだったので、より納得しながら聞けました。」

「今回は腰痛を主としてリーズニングを進めていただきましたが、他の症状についても診ていけるものなので、まだまだ学びになるものは多いなーと楽しみを覚え帰宅。
また、明日から職場のスタッフにシェアすることで、チーム全体で臨床力・研究力を高められるだろうなーと期待感がた、か、ま、る!」

「今まではっきりとしなかったところまで聞けてスッキリしました!全部聞けました!」

「こんなに腰痛について偏りなくまとまっている勉強会って他では受けられないと思います。」

最後に

江戸先生、遠いところお越しいただきありがとうございました!

半年以上前から準備をしていただき、盛りだくさんな内容で参加者の方々も満足度が高かったように思います!

また、仙台でこのように勉強できる機会をいただければと思います。

勉強会に参加された先生方の腰痛治療もより良いものに変わって行ってもらえるきっかけになれば嬉しく思います。

腰痛と活動量の関係について次の腰痛ブログでご紹介しています!

このように技術と知識を融合させてよりよい結果を残せるように勉強を頑張りたいですね!

ルーツでの腰痛への施術のブログもありますので、参考にしてください!
腰部脊柱管狭窄症の方に筋膜調整した結果を説明しています!
腰痛に筋膜リリースと運動を行った結果も動画で前後の変化を載せています!
腰椎分離症からの腰痛でお困りの方もご紹介しています!

そしてルーツでの次回の勉強会は「足」についてです!

足部ナイトセミナーがありますので、こちらもみていただければと思います!

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Physical management Lab.Roots仙台で腰痛を筋膜を施術する整体です!

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