動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜に施術を行うルーツの櫻井です。
股関節の痛みが続いて、軟骨が減っていくと関節の隙間がレントゲンでなくなって行ってしまいます。
股関節の痛みを早期に抑えておくためにルーツでは筋膜を施術して筋力トレーニングや管理方法などをお伝えしています!
こういったケアを受けられずに、変形性股関節症が進行してしまった方は人工股関節置換術を受ける方も多いのではないでしょうか。
人工股関節の手術をされた後からでも様々なお困りごとが出てきてしまっている方もいらっしゃることと思います。
- 股関節が突っ張る
- 手術前とは違う痛みがある
- 階段が苦手
- 長く歩くのは大変
色々なお悩みが残っていることもあるかと思います。
そんな人工股関節後にもっと歩けるようなりたいとか、調子を上げたいという方に筋膜調整で症例報告とリハビリでの運動の効果をご紹介します!
人工関節置換術の術後しばらく経ってからツッパリ感や痛みで歩けなくなってきてしまったケースに筋膜リリース
右側の人工関節置換術後にレントゲンなどの検診では問題なかったけれども、段々ツッパリ感や痛みが出てきてしまったという症状でお困りの方を施術を行いました。
殿部がひきつる感じ、立っていたり歩き始めは特にひどい。
右太ももの外側部まで症状が広がって、すぐに座りたくなってしまう。
そして5分くらいしか歩けなくなってしまったということでした。
せっかく手術したのに全然思うように歩けないのはもったいないですよね。
5分程度しか歩けないことが続いていたので、筋力も低下していました。
初回の筋膜調整と運動指導で、症状を感じない日も出てきたということです。
2回目終了後は突っ張り感や痛みがほとんどなくなって、力が入らない感じが残っていました。
突っ張り感や痛みが減って身体を動かしやすい状態で運動を実施していただきました。
それから月に1度の来院になり、5回目には疲れる感じも取れてしっかりと歩けるようになっていました。
その後、期間を空けてメンテナンスを2回行って、症状の悪化も特にみられなかったので、終了となりました。
レントゲンなどの検査では問題なくても、筋肉や筋膜の状態は写りません。
しっかりと機能するように筋膜を整えて、お身体に合った運動をお伝えしていきます。
症状が減って力が入ってくるととても動きやすいお身体になっていきますよ!
ここからは理学療法士による運動指導でも調子が上がっていくことを論文で発表されていましたので、ご紹介していきます!
人工股関節置換術後は自宅でのトレーニングでまだまだ調子が上がる
結論:自宅で行う抵抗運動は、安全に人工股関節患者さんの移動能力、機能的な運動能力、健康関連の生活の質を改善するために効果的である。
<参考文献>
Chang CF, Lin KC, Chen WM, Jane SW, Yeh SH, Wang TJ.Effects of a Home-Based Resistance Training Program on Recovery From Total Hip Replacement Surgery: Feasibility and Pilot Testing.J Nurs Res. 2017 Feb;25(1):21-30.
21人の男女の人工股関節置換術を行った患者さんを対象にして研究が行われました。
平均年齢は67.9歳です。
12週間のトレーニングを行ってもらっています。
内容は股、膝、足関節に関する運動とウォーキングで全部で50-70分ほどの内容です。
もちろん休憩しながらですが。
効果判定の検査は最初と2,6,12週間後に行われました。
結果は、12週間後には6分間でどれくらい歩けますか?という検査で41.34%歩ける距離が増えて、平均117.12メートル歩ける距離が増えました。
健康に関連する生活の質のスコアは78.94%減少し改善されました。
21人の平均が6分間歩くテストで117mも歩ける距離が増えたということです!
散歩したい、買い物をもっと楽にとか、お出かけや旅行したいとかという目標があればだいぶ楽に移動できるようになりそうです!
階段昇降も改善効果が出る
手術後12か月後にも6分間で歩ける距離、階段昇降テストで高い改善効果を認めた。
<参考文献>
Heiberg KE, Bruun-Olsen V, Ekeland A, Mengshoel AM.Effect of a walking skill training program in patients who have undergone total hip arthroplasty: Followup one year after surgery.Arthritis Care Res (Hoboken). 2012 Mar;64(3):415-23.
少し詳しくみていきます。
人工股関節置換術を実施した患者さん68名(男性33名、女性35名:平均年齢66歳)を2つのグループに分けました。
- ➀外来で理学療法でトレーニングを行うグループ(35名)
- ➁経過観察だけのグループ(33名)
外来は週に2回、全部で12回の通院。ウォーミングアップ10分、各種運動は全部で60分。
経過観察のグループは病院で入院中などに教えてもらった運動を継続してもらい、いつも通りの生活を行ってもらうということです。
結果は運動を終了してしばらく経った、手術後12か月でも理学療法士のトレーニングを受けたグループは、経過観察を行ったグループと比べて6分間歩くテストで平均52m差があったということです。
階段昇降にかかる時間も減って、股関節の機能も高いまま維持されていました。
股関節を後ろに伸ばせる角度も増えています。
ここからは私の考察ですが、データには出ていませんが股関節の角度が広がって、機能が高まっていると、歩く格好も良くなっているのではないかと考えます!
歩いたり、階段などで自信をもって動けると旅行や外出が楽になりますよね!
もちろん自宅内の動きやすさも変わっていくことになると思います!
関節を取り換えても、筋肉などはもう一度トレーニングし直すことでさらに動きやすいお身体になっていきます。
様々な運動の方法がありますが、人工股関節には脱臼のことも念頭に置いてトレーニングをされることが大切だと思います。
楽に生活できるようにお身体を整える時期もあっていいのではないでしょうか?
まとめ
人工股関節置換術後でも理学療法士にお身体を検査した上でのトレーニングで歩く距離などは十分伸ばすことも可能ですし、階段昇降や、股関節の機能が高まり、動ける自信もついていきます!
生活の質も高まっていきます!
個別のトレーニングはどんなことをした方がいいのかなどは、当然ですが脱臼の危険のない姿勢であなたの状態に応じてお伝えしています!
もっと人工股関節後のお身体の状態を良くしていきたい!というあなたのお役に立ちたいと思います!
人工股関節置換術後ケアとしての筋膜マニピュレーションの効果という記事も書いています!筋膜への施術でツッパリ感や痛みなども変化することがありますのでぜひ一度ご覧ください!
ルーツだからできる筋膜の整体
あなたは病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りではありませんか?
早く症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!
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