動きやすさを追求しています。
仙台の整体で筋膜調整を行うRootsです。
今日のお題は膝の前十字靭帯についてです。
前十字靱帯には感覚を受け取るセンサーがありますが、靭帯にダメージを負ったあと手術を行う方は多くいらっしゃいます。
その感覚の機能はどうなるかというのを高レベルのスポーツ選手で調べた論文です。

前十字靱帯損傷の手術後の膝関節の位置覚について国際大会に出場するようなアスリートで調べた研究

Relph N, Herrington L. Knee joint position sense ability in elite athletes who have returned to international level play following ACL reconstruction: A cross-sectional study. The Knee. 2016 Dec;23(6):1029-34.
タイトル:前十字靭帯再建後に国際レベルに復帰したエリート選手の膝関節位置感覚能力:横断研究
結果:膝の怪我のない群と比較して、前十字靭帯を再建した群は膝関節固有感覚能力が低いことを示した。
国際大会に出場するレベルのアスリート(手術後1-2年ほど)でも膝の感覚って戻っていないということのようです。少し詳しく見ていきましょう。

目的:国際的なパフォーマンスレベルに戻ったエリート選手に対する前十字靱帯損傷、再建およびリハビリが膝関節位置覚に及ぼす影響を検討すること。

方法:前十字靭帯再建の手術をしたことのある群10人のエリート選手のグループと10人のなにも問題ない膝のグループを評価した。膝関節がどのくらい動いたかという位置覚は、目隠しをして、膝を動かされる状態で伸ばす、曲げる動きで確認された。

結果は上記のもの。手術した膝と、その反対側の膝では平均で4.6°の差があったようです。さらに膝の怪我をしたことのない選手とでは5°の差があったようです。

考察:前十字靭帯の負傷をして再建後にリハビリを受け、国際的なプレーに復帰したエリート選手は、膝の怪我のない群と比較して膝関節固有感覚能力が低いことを示している。この感覚低下が長期的なパフォーマンスや二次的な怪我や再受傷の問題に影響するかどうかは不明です。
理学療法士は、運動に戻るときに運動選手を縦断的に監視する必要があります。

まとめると、膝の前十字靭帯を再建する手術をしたエリート選手は膝関節がどれくらい動いたかを感じ取る能力が低下しているということでした。
しかし、この感覚低下が長期的なパフォーマンスや二次的な怪我や再受傷に影響するかどうかは論文ではまだわからない状況ということです。
私は感覚調整も行いますので、病院で前十字靱帯再建術後の患者さんを担当していた時には感覚にズレが無いかを確認しながらリハビリを行っていました。
5°の差はアスリートには違和感であったり、同じようにプレーしているつもりでもうまくいったりいかなかったりという成功率の差にも出てくるかもしれません。感覚を受け取りやすく、筋膜で膝の周囲を調整して、感覚調整で感覚のズレを修正するとパフォーマンスの改善や、動きやすさやプレーの質の向上にもつながるかもしれません。もし気になる方はぜひ一度ご相談ください。

=====================

Physical management Lab.Roots

ホームページ http://roots-sendai.com

#前十字靱帯損傷 #感覚 #仙台 #整体 #Roots #筋膜調整 #理学療法士 #筋膜 #筋膜リリース