仙台で五十肩に強い整体の方法

動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜調整を行うルーツの櫻井です。

先日、ご紹介で五十肩(凍結肩)でお悩みの方がお越しくださいました。

*肩関節周囲炎はいわゆる五十肩です。
凍結肩は五十肩の炎症などで関節の周りの組織がくっ付くようになると肩を動かせる範囲が狭くなっている肩のことをいいます。

病院で五十肩と言われて注射をしたけど残念ながら効かなかったそうです。

接骨院で半年くらい治療してもらっていましたがここ数か月で症状が段々悪くなって不安になってきましたということでした。

病院などで治療を受けながら、夜も痛みで起きるし、肩は動かないし、テーブル拭く動きでも激痛になりました…という状態では不安になりますよね。

ルーツで筋膜調整を行うと1回目からテーブルを拭く動きで痛みも無くなり、夜も寝られるようになりました!と報告をいただきました!

施術がもっと進んだらまた改めて詳しくご報告させてもらおうかと思います。

ところが一つ困ったことがありました。

自主トレメニューもあり、痛みは減っていますが、まだ関節を動かせる範囲が狭いままなのです。

手を後ろに回したり、バンザイしたりがまだまだ関節の動ける範囲が制限されています。

徐々に回復していくとは言え、早くなんとかできないかなーと思って調べてみました。

探してみると治療について研究論文を見つけました!

勉強になったのでご紹介します!

もしあなたが、マッサージや電気といった治療しか受けていなければ加えて治療を受けられるように相談されると良いかもしれません!

今回ご紹介する関節モビライゼーションという関節の治療なのですが、理学療法士の先生はよく聞く技術だと思います。

もしあなたが病院のリハビリを受けていれば、こんなのあるんだって!?ってお伝えして取り入れてもらうこともご検討されると良いかもしれません!

五十肩(凍結肩)でお悩みの方に受けてほしい関節モビライゼーション

参考文献
Yang JL, Chang CW, Chen SY, Wang SF, Lin JJ.Mobilization Techniques in Subjects With Frozen Shoulder Syndrome: Randomized Multiple-Treatment Trial.Phys Ther. 2007 Oct;87(10):1307-15.
タイトル:凍結肩症候群患者さんへの関節モビライゼーションテクニック

結論:関節モビライゼーションの中でも➀肩関節を動かせる最後の範囲で行う➁肩の動きに合わせてモビライゼーションを行うとより改善がみられた。ということのようです!

通常の関節調整でも改善はみられていますが、より多くの改善が➀と➁の方法では見られたということですから関節調整を行ってもらいましょう!

少し詳しくみていきましょう!
ちょっと難しいのでこんなのがあるんだくらいで見てもらえればいいかと思います!

研究は28人の凍結肩患者さんに行われました。
少なくとも3か月以上は肩の痛みがあり、関節の動きが通常の25%以上硬くなっているという方が参加条件です。
2つのグループに分けられました。
A:肩を動かせる中間の範囲でモビライゼーションの治療、B:最終域でのモビライゼーションの治療、C:動きを伴たモビライゼーションの治療
1つ目のグループはA-B-A-Cの順に治療
2つ目のグループはA-C-A-B
1つの治療は3週間行われたら次の治療に移りました。
治療期間は合計12週間です。
関節調整の他には肩の運動も2グループで差が無いように行われていました。

肩の機能スコアと肩の運動学を検査しました。
結果としては全体的に、両群の被験者は12週間にわたって改善した。
中間の範囲でモビライゼーションの治療と比べて、最終域でのモビライゼーションの治療と動きを伴たモビライゼーションの治療で良く改善がみられたということです!
さらに、動きを伴たモビライゼーションの治療では肩甲骨と肩の動きも良くなったということでした!

参加人数が少ないことがありますが、多くの方が効き目を得られる可能性はありますね!

今回の研究の対象にならない方がいますので、注意してください。

糖尿病、肩を手術したことがある、関節リウマチ、重度の外傷後の痛み、肩周囲の骨折、回旋腱板断裂(肩の筋肉が一部切れている)、肩に石灰化がみられるという場合当てはまりません。

それ以外の方では早く症状を改善できる可能性がありますので検討してもらってくださいね!

五十肩(凍結肩)の治療まとめ

一般的には痛みが強い急性期には、消炎鎮痛剤の内服、注射などが有効です。
少し落ち着いてきたら温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。
このような治療に加えて関節モビライゼーションを取り入れてもらえると早く症状を改善できる可能性があります!

あなたはどんな治療を受けていますか?

いつまでも良くならない五十肩にルーツだからできること

病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りの方や、症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくこともお悩みを改善できる一つの方法になるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!

五十肩の痛み(肩関節周囲炎)に筋膜リリースをした報告もありますので、お悩みの方は是非ご覧ください!

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