仙台で変形性膝関節症に筋膜に施術を行う整体

動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜に施術を行うルーツです。

以前勤めていた山形の病院は人工膝関節置換術を年間300-400件行っていた病院でしたので、変形性膝関節症の方は手術する・しないに関わらず多く担当しておりました。

変形が進行する前にできることがもっとあるのに、末期になってようやくケアを始めるという方も多くいらっしゃいます。

人工関節をするかしないかくらい進行してしまうとケアも大変になっていきます。

進行する前から早めに痛みや腫れを引かせておくとお手入れが楽になっていきます。

今回はそんな変形性膝関節症についての知識や予防と対処方法についてまとめてみます。

理学療法ガイドラインというものを主に参考にしています。

このガイドラインは専門家向けの内容でしたので、膝の痛みでお困りのあなたが分かりやすいように噛み砕いてみました!

参考にしていただけると嬉しいです!

変形性膝関節症の進行を予防したり、症状をなんとかしていきたいという方に参考にしていただけると嬉しいです!

ルーツでの変形性膝関節症の方への施術についてはコチラの記事がありますので、ご覧ください!
膝の痛みでお困りの方を施術した結果報告もあります!動画の詳細が載っていますので、こちらも参考にしてみてください!

変形性膝関節症を知って予防や痛みの対処に役立てましょう

まずは膝の痛みで下記のような症状があったら変形性膝関節症ではない場合があるので、病院で診断してもらいましょう!

治療が遅れるとすぐ酷くなってしまうものもありますので、診てもらうことが大切です!

  • 安静でも痛い(横になっても痛みが楽にならない)
  • 膝の関節が腫れて、急激で強い痛みを感じる
  • 熱がある(特に夕方、微熱でも注意を要します)
  • 膝が熱を持つ
  • 膝崩れが起こる
  • 急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態

このような症状には関節リウマチ、偽痛風、特発性大腿骨内側顆骨壊死、骨折、半月板損傷、化膿性関節炎、大腿骨顆部骨壊死、靱帯損傷などが隠れている可能性があります。

まずは別な治療が必要な状態ではないことを確認してもらうことが必要です!

それでは少し詳しく変形性膝関節症についてみていきましょう!

変形性膝関節症の進行と診断

変形性膝関節症の症状は膝の痛みと水がたまることがあります。

歩き始めるとき、立ち上がるときなどに痛みがあります。

長く歩いても痛くなることもあります。

このような痛みは動くときだけで動いていない時には痛みはないことが多いです。

進行していくと正座ができなくなったり、階段で痛みが出て大変になります。

末期になると、長く歩くのも大変で、安静時にも痛むことがあります。

外観ではO脚(またはX脚)のように変形が目立ち、膝がピンと伸びなくなっていきます。

問診や診察、時に触診で膝内側の圧痛の有無、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査で診断します。
必要によりMRI検査などをします。
変形性膝関節症で膝の痛みが出る状態
公益社団法人 日本整形外科学会 「変形性膝関節症」

変形性膝関節症の原因と症状

変形性膝関節症は加齢,肥満,遺伝的因子,力学的負荷など多くの原因が関与して発症する多因子疾患で、近年では半月板や関節包・靭帯・筋を含む関節構成体すべての退行変化として捉えられています。
日本で有病者数は約2,530万人で、その内症状のある患者数5は約800万人と推定されています。(厚生労働省HPより)
膝が変形しても痛くない、症状のない方がいるということですね。
レントゲンで膝関節の変形が進んでいる方でも痛くないと言っていた方もおられました!
できるだけ痛みのない状態にしていきたいですよね!

変形性膝関節症のような関節疾患は、高齢者の生活の質を著しく障害すると言われています。
変形性膝関節症が進行するとなにが起こるのでしょうか?

  • 膝関節の痛み
  • 膝関節可動域制限(正座ができない、膝が真っすぐに伸びないなど)
  • 運動時の膝の轢音(ゴリゴリ)
  • 膝の炎症
  • 関節が腫れる

*膝が腫れているだけで、太ももの大腿四頭筋という筋肉が小さくなってしまうと言われています。(kennedy 1982)
腫れない膝を目指して管理していくことが大切です!

発症予防と進行予防

どんな人がなりやすいの?発症に関与する危険因子
危険因子:肥満、大腿四頭筋筋力低下、外傷、靭帯損傷、半月板損傷、鏡視下半月板部分切除術後、靭帯再建術後、職業・スポーツ経験、遺伝、年齢、女性、内反・外反弛緩性(O脚、X脚)、へバーデン結節(指の変形)と手指の変形、高い骨密度といわれています。

まとめますと下記のようになります。

  • 女性は男性よりも関節の変形が多いです(股関節も)
  • 肥満や膝を伸ばす力が低下していると発症しやすい!
  • 膝の靭帯や半月板を怪我したことのある人は注意しましょう!
  • O脚・X脚がある、関節が柔らかい、指の変形がある方も注意!
  • 退行変化なので、高齢、立ち仕事、スポーツされる方も注意!

変形性膝関節症の発症を予防するのに大切なことはまずは2つです!
【発症予防に大切なこと】

  1. 肥満を改善すること
  2. 膝を伸ばす筋力をつけること

どんな人が進行しやすいの?変形性膝関節症の進行に関与する危険因子
危険因子:肥満、ビタミンCとDの低摂取、低い骨密度、膝関節水症、熱感、不安定性、内反・外反のマルアライメント(O脚、X脚)、インドメタシンの使用、軟骨石灰沈着症、カルシウム・ピロリン酸沈着症と言われています。
大腿四頭筋筋力値の高さは変形性膝関節症の進行と膝の不安定性と関連があるという報告。さらに、558人の経過観察から変形性膝関節症の発症と進行因子は、年齢、女性、肥満(BMI>25)という報告もあります。

まとめますと下記のようになります。
【変形性膝関節症の進行予防に大切なこと】

  1. 肥満を改善する
  2. 膝を伸ばす筋力をつける
  3. 膝の腫れや炎症を起こさないように日常生活を管理
  4. バランスの取れた食事でビタミンなどの栄養を摂取

実は股関節の筋力も大切

  1. 変形性膝関節症のグループは,症状のないグループと比べて股関節周囲の筋力が低下していたと報告(股関節伸展筋力16%,股関節外旋筋力27%低下)された。
  2. 歩く時に足を閉じる力を十分に発揮できると18 か月後の発症を減少できるという報告もされた。

痛みの対処方法

大きく分けて3つの方針があります。

  1. 患者教育(膝や身体に関する知識を持つ)
  2. 減量
  3. 運動

まずは生活習慣を見直すことが大切になってきます。

患者教育と生活指導

予防も進行予防も大切なことは減量と筋力ということを念頭に置きながら、膝の管理をしていくことになります。膝に炎症(腫れなど)が起こらないように、日常生活の動作方法を工夫したり、運動量を決定したり、関節の負担を軽減する方法に関することを知ることが大切です。杖および歩行器、膝装具などの補助具の適切な使用も痛みを軽減してくれる一助となり得ます。

減量

理学療法ガイドラインでいくつか報告がまとめられていました。

①45歳以上、BMI:28.0以上で、膝関節痛のある男女389名で24か月時の大腿四頭筋筋力増強エクササイズ群において膝関節痛が減少、機能改善が認められたという報告があった。

②60歳以上の体重過多か肥満(BMI:28以上)のある316名が対象。単一の介入と比較して適度な体重の減量と適度なエクササイズの組み合わせは、自己報告の身体機能、疼痛、移動動作(6分間歩行距離,階段昇降時間)のすべての項目において、より多くの改善が認められた。

③60歳以上の体重過多か肥満(BMI:28以上)の男女316名を対象にダイエットによる体重減少介入を実施。体重減少治療を実施した群は、炎症が減少した。

④ダイエット群では非ダイエット群に比べて、起床後動作開始時、30分以上の立位継続時、階段昇り時に痛みを訴える患者の割合が有意に低下し、歩行可能距離は増悪した。

まとめると下記のようになります。
減量を行うと痛みが減るだけでなく、炎症が落ち着いてくる、膝の機能が良くなっていくということが起こるようです。膝にとって減量はとっても大事ということです。

運動

運動についても報告がまとめられています。
<まず筋力トレーニングのお話>
①膝を伸ばす筋肉や脚の筋力増強運動:安静時・動作時の痛みを軽減、関節可動域、筋力、移動能力、生活の質を向上させる。

②筋力増強運動のみのグループと、筋力増強運動と超音波療法を行ったグループで比較。全ての群で筋力が向上し、疼痛や活動制限が減少。超音波施行したグループで関節可動域と歩行速度は向上し、運動の継続が困難となったものは超音波の間歇照射群で少なかった。

<次に有酸素運動について>
こちらもいくつかにまとめられていました。

①歩行運動の効果:疼痛と身体機能に効果が認められた。
②歩行運動と膝を伸ばす筋力トレーニングの効果:疼痛と身体機能に、同程度の治療効果が認められた。
③有酸素運動(歩行、水中走行、ヨガ、太極拳)の効果:疼痛、関節圧痛、身体機能や呼吸能が有意に改善。運動強度の違いは身体機能、歩行、疼痛、有酸素能への治療効果に影響を与えない。
④水中運動:膝関節可動域、疼痛、1マイル歩行時間においていずれも有意に向上した。

運動についてまとめると下記のようになります。
膝を伸ばすような運動か脚の筋力トレーニングや、有酸素運動を行うと痛みが減るだけでなく、身体の機能も改善してきます!膝にとって運動はとっても大事ということです。減量にもつながります。

変形性膝関節症の予防や痛みの対策にはどんな運動がいいの?

筋力トレーニング:椅子に座って膝伸ばし運動 10回×3セット
有酸素運動:歩行、プール、自転車(エアロバイク)、椅子に座って、足踏みしながら腕振りなどを20-30分できるといいでしょう。5-10分程度から始めてもいいと思います。
3か月程度は長続きして、膝に負担のかからないもので、痛みのない範囲で行うといいでしょう。痛みのある運動は控えましょう。

変形性膝関節についてのまとめ

変形性膝関節症の基礎知識、予防、痛みの対処までなんとなくご理解いただけましたでしょうか?まとめてみます!
<進行すると起こること>

  • 膝関節の痛み
  • 膝関節可動域制限(正座ができない、膝が真っすぐに伸びないなど)
  • 運動時の膝の轢音(ゴリゴリ)
  • 膝の炎症
  • 関節が腫れる

【発症予防に大切なこと】

  1. 肥満を改善すること
  2. 膝を伸ばす筋肉を鍛えること

【進行予防に大切なこと】

  1. 肥満を改善する
  2. 膝を伸ばす筋力をつける
  3. 膝の腫れや炎症を起こさないように日常生活を管理
  4. バランスの取れた食事でビタミンなどの栄養を摂取

痛みの対処方法
【①患者教育と生活指導】
予防も進行予防も大切なことは減量と筋力の改善と、膝の管理をしていくことです。
膝に炎症(腫れなど)が起こらないように、日常生活の動作方法を工夫したり、運動量を決定したり、関節の負担を軽減していきます。
杖および歩行器、膝装具などの補助具も痛みの軽減を助けてくれます。
【②減量】
減量を行うと痛みが減る、炎症が落ち着いてくる、膝の機能が良くなっていきます。
【③運動】
膝を伸ばすような運動か脚の筋力トレーニングや、有酸素運動を行うと痛みが減るだけでなく、身体の機能も改善してきます。減量にもつながります。

最後に

これは多くの方に当てはまるような根拠のあることで作られています。
理学療法ガイドライン通り、まずはこれらのことを行っていただくと多くの方に当てはまるので多くの方にお役に立つことができるのではないでしょうか。
この情報はあくまでも基礎的なお話です!
さらにあなた個人の状態に合わせて筋膜調整などの施術を行うと効果的なことを経験しております!

変形性膝関節症の痛みや機能を改善するには理学療法士にお身体を検査してもらって必要な運動を紹介してもらうと効果的ということも言われています!

症状が進行してしまう前に早めに対処していただくことをお勧めします!

膝の痛みにルーツだからできる筋膜への整体

ルーツでは筋膜調整で動きやすいお身体を整えてから、効果的な運動もお伝えして、できるだけ早く効果を感じていただけるようにしています!

病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りの方や、症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!

最初の方にあった膝が変形しても痛くない、症状のない方がいるということですので、その状態になれるようにお役に立てることがあるかもしれませんので、ぜひ一度ご相談ください!


変形性膝関節症

歩き始めとちょっと歩くと痛む変形性膝関節症に筋膜リリースした結果

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