動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜調整を行うRootsの櫻井です。
ランナーの膝の痛みは多く報告されています。
膝の外側であればランナー膝と呼ばれていますね。
今回は前側に出る膝蓋大腿関節痛(ジャンパー膝や膝蓋腱炎なども含まれる)という痛みについてのお話をお伝えしていきます。
膝の痛みですが、実は膝以外の部分も関りがありますよということです!
股関節の強さと膝の痛みを高校生ランナーで調べた研究
結果:98人のうち、5人の6膝に膝前の痛みが発症した。
発症者はシーズン終了後の測定で股関節外転筋力、外旋筋力低下がみられた。
<参考文献>
Finnoff JT, Hall MM, Kyle K, Krause DA, Lai J, Smith J. Hip strength and knee pain in high school runners: a prospective study. PM & R : the journal of injury, function, and rehabilitation. 2011 Sep;3(9):792-801.
この研究では、怪我をする前の股関節筋力の弱化が高校陸上競技選手の膝蓋大腿部痛(膝のお皿の下の部分に起こる痛み)の発症に関連しているかどうかを前向きコホート研究で調べていました。
結論:シーズン前に股関節外転筋力がより強いもの(内転筋に関連して)、内旋筋力に対して外旋筋力が弱いもので膝前面痛を発症する傾向があった。
より高い股関節の外旋-内旋筋力の比は、膝前面痛の発症を防ぐことができるかもしれない。
少し詳しく見てみましょう。
高校生ランナーの股関節の筋力は、シーズンの初めに評価されています。
膝前の痛みがある選手でシーズン初めの評価を繰り返し行った。
最大の股関節筋力および筋力の比を、怪我をしたグループとなんともなかったグループで比較した。
結果:98人のうち、5人の6膝に膝前の痛みが発症した。発症者はシーズン終了後の測定で股関節外転筋力、外旋筋力低下がみられた。
ロジスティック回帰分析は、股関節外転強度のベースラインが高いこと(オッズ比= 5.35,95%信頼区間[CI] 1.46-19.53; P <.01)および外転と内転の強度比が減少すると受傷リスクを増加させることを実証した(オッズ比= 14.14、95%CI 0.90-221.06; P = .05)、シーズン前の股関節の内外旋強度の比が大きければ、傷害リスクが減少した(オッズ比<0.01,95%CI≦0.01,0.44; P = .02)。 ということです。 つまり、1つめは股関節を外側に開く筋力が低下したり、内側に閉じる筋力とのバランスが崩れたりすると膝の痛みには良くないということ。 2つめは股関節を外側に捻る筋力の低下がみられて、外側に捻る筋力が強い方がいいということですね! もしあなたが、膝の前側の痛みに悩まされていたら、股関節の筋力もしっかりとみてもらってくださいね!
ルーツでできること
膝前面痛を予防することや、膝前面痛の方のチェックに股関節の筋力もしっかりと確認する必要があります!
膝前面のマッサージや電気だけではランニングを再開したときに再発してしまうことも考えられます。
ルーツで患部以外もしっかりとチェックして問題解決をしていきましょう!
病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りではありませんか?
症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、フォームの見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!
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