動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜調整を行うルーツです。

今回は筋膜と糖尿病の関係をお話します。

足の筋膜と糖尿病の関係

Duffin AC, Lam A, Kidd R, Chan AK, Donaghue KC. Ultrasonography of plantar soft tissues thickness in young people with diabetes.Diabet Med 2002;19:1009-1013.
タイトル:糖尿病である若者における足底軟部組織の厚さの超音波検査。
結論:足底腱膜(足裏の組織)が厚くなることと、踵にある関節で足首を内側や外側に動かす動きに関係する関節(距骨下関節)や男性では足首を動かせる範囲が狭くなることと関連していた。皮膚に関しては厚さは糖尿病ではない方と比べて差はなかったが、足底腱膜では男性は3倍近く厚くなっていた。

今回の研究の目的は1型糖尿病を患う若者の皮膚および足底腱膜における軟部組織やアーチの長さ、関節の動く範囲の変化および足底圧力の変化を調べること。
対象は1型糖尿病の若い方の216人と糖尿病ではない56人のデータを集めて検討していました。

糖尿病で筋膜などの組織が変化して関節が動かしにくくなることがあるようです。
筋膜の柔軟性を保っておくことも大切になるかもしれません。

2016年の第50回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会ですが、東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科の天川淑宏氏によって筋膜と糖尿病の関係性が発表された。
膝から下に合併症の症状があり運動療法ができない糖尿病患者に下腿筋膜リリースを施行した結果、身体活動量が平均17%増加、体重の減少、HbA1c値の改善などが見られたということのようです。
筋膜リリースを行ったことで、糖尿病患者の基礎代謝量や活動量が向上したことが考えられると。
糖尿病患者は、筋膜が糖化されてしまい、関節や筋肉が動きづらくなってしまっている。
それによりストレッチや運動をしても効果が半減。筋膜リリースによってこの筋膜の機能が改善されたと推測できる。

筋膜をねじれや癒着から解放し適切な状態に戻してあげることで、関節が動きやすくなったり、筋膜に覆われている筋肉がより働きやすくなる。
働きやすくなるということは、同じ動きをしていても運動量や活動量が増えることでもあり、それはつまり、体重減少や筋肉向上にも効果があるということである。

論文のように足の筋膜が厚くなって、関節が動きにくくなると、歩いた時などでも身体を動かせる範囲が狭まり代謝も低下している可能性があります。
確かに病院で担当していた方で足がカチカチになっていたなという印象とよく筋膜リリースをして歩く練習につなげていたことを思い出します!
学会発表のように、筋膜の状態を整えておくことで身体活動量や基礎代謝を上げて身体を整えておくことはとても大切なことと思います!

糖尿病の方で歩きにくい、動きにくい、痩せやすくなりたいという方はぜひ一度ご相談ください!
筋膜リリースでお身体を定期的にメンテナンスすることで大切な健康を維持しましょう!

ルーツだからできること

病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りの方や、症状を改善していきたい方などは、ルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!

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Physical management Lab.Roots

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