第2回仙台ルーツの理学療法士向け勉強会のお知らせ
今回は腰痛についてオーストラリアで培ったエッセンスを交えてみっちりと教えてもらえる勉強会となっております!
第1回の勉強会にご参加いただくと、より理解が深まる内容となっております!

クリニカルリーズニングに基づいた腰痛評価と治療~オーストラリアで培ったエッセンス~

腰痛は厚生労働省国民生活基礎調査の有症者率において平成 22、25 年度ともに、男性1位、 女性2位を占めており、有訴者率は全く減少する傾向をみせていません。
日常の理学療法診療においても、遭遇する頻度の高い重要な症状の一つです。
日本では医師の診察が行われてから理学療法のオーダーを受けて介入が始まるので、腰痛の重篤な脊椎病変の可能性(腫瘍,感染症,炎症疾患,骨折,馬尾症候群などのレッドフラッグ疾患)に関しては除外されていることがほとんどかと思われます。
しかし、その他の非特異的腰痛では「腰痛の方です。リハビリお願いします。」という形で理学療法を行うことが多いのではないでしょうか。
腰痛といっても、腰椎レベルなのか、骨盤帯なのか、筋骨格系のうちどんな原因なのか様々あります。
また、イエローフラッグと言われる心理社会的リスクファクターがどのように関係しているのかまでは医師に評価されていなければ、理学療法士が評価を行うことになるかもしれません。

背部痛の理学療法ガイドラインから一部抜粋
「心理社会的リスクファクターであるイエローフラッグは,進行性または持続性の慢性痛や腰痛に伴う労働損失を含め,長期障害リスクを高めるファクターである。イエローフラッグの確認は適切な認知および行動管理につなげるべきである。」

私はガイドラインを読んでいてイエローフラッグが大切なことはわかりましたが、同時にこう思いました。
「なにを、どうやるの?」

実際の患者さんを前に他にも色々思いました。
「恐怖回避行動と不安強いし、仕事の不満をたくさん聞くんだけど、なにからどうしよう…」
「仕事関連の問題とか補償問題ってどう対応してるの?」
「情動的問題(抑うつ,不安,ストレス)ならどうする?」

こんな問題があったら皆さんはどうしますか?

次に、筋骨格系の問題に対しても徒手的理学療法のガイドラインを読んでいてこんなことも思いました。
「腰椎のマニピュレーション、モビライゼーションってどうやるの?」
慢性腰痛に対する徒手療法(マニピュレーション、モビライゼーションなど) 推奨グレード A エビデンスレベル 2って書いてあるけど。
推奨グレード高いな!と思ってもできません…
こんなに推奨されているのにできないまま過ごすのは嫌だなと思いました。

そこで今回、腰痛に関する勉強会をオーストラリアで理学療法士として働いている講師の先生にお願いしました。
ガイドラインに登場するような世界のスタンダードな脊柱の評価や治療に加えて、イエローフラッグも含めた慢性痛のマネジメントを手厚く教えてもらいながら、理解を深められるチャンスがあります!
少人数制だからじっくりと実技や、講義中気になる部分、普段気になっている細かい部分の確認もできると思います!
今回の勉強会の内容を基礎に、あなたが今まで勉強してきた知識や技術をさらに活かせるようにブラッシュアップしていきませんか?
是非この機会に一緒に学び、世界の理学療法を身に付けましょう!!

勉強会詳細

タイトル:クリニカルリーズニングに基づいた腰痛評価と治療~オーストラリアで培ったエッセンス~
日 時:2018年6月12日 (火) 15:00〜19:00 (座学中心)
6月13日(水) 9:00~16:00 (実技中心)
講 師:江戸 英明 先生 PT,MS(筋骨格系専門)
    Life Ready Physio + Pialtes
    (その他経歴詳細は最下部をご参照ください) 
受講料:25,000円(税込)
    Facebook,Instagram,Twitterで記事をシェアしていただくと割引があります!
    詳しくは下記の割引制度をご覧ください!
定 員:12名(先着順)
会 場:Physical management Lab. Roots(宮城県仙台市)
受講資格:理学療法士のみ
締め切り:2018年6月6日 *定員になり次第募集締め切り
備 考:実技がありますので、当日は動きやすい服装をお願いします。
    5月12日以降のキャンセルは受講料をお支払いいただきます。
    必ずご連絡ください。

割引制度

Facebook,Instagram,Twitterで申し込み前にコメント付きで記事をシェアしていただくと、受講費をシェア1回につき1,000円引きいたします。3回までOKです!
シェア後はご連絡いただき確認できたところで割引をします。
方法は研修について意気込みや受ける動機など一言書いていただき、
記事のシェアやアドレスをコピーしていずれかのSNSにシェアして載せてください。
5つの方法:
①Facebookの櫻井佳宏の2017年12月29日の記事をシェア。
②Facebookで下の写真と「http://roots-sendai.com/roots-infomation/1627/」このアドレスを記事にコピーして載せる。
③インスタグラムで下の写真と、キーワードをコピーして載せる。
#整体 #仙台 #青葉区 #ルーツ #Roots #筋膜 #勉強会 #研修会 #理学療法士 
④Twitterで下の写真を載せてつぶやく。
⑤Twitterで「http://roots-sendai.com/roots-infomation/1627/」
このアドレスを記事にコピーして載せる。
この5つの方法の中で3回まで割引が適用されます!
4回目、5回目をしていただくと私や須賀先生から感謝の言葉を送ります!
載せたところでご一報ください。

お申込み方法

下記必要事項をご入力の上、メールにてお申込み下さい。
詳細は折り返しご連絡致します。
お申込み先アドレス:yssaku0☆gmail.com ☆を@に変えてご利用ください。
件名:腰痛セミナー
①氏名(ふりがな)
②経験年数◯年目
③所属
④連絡先:メールアドレスと電話番号
⑤割引制度使用希望 有・無
*迷惑メールボックスのご確認、上記アドレスの受信設定をお願いいたします。

講師の先生からのご案内

2018年の6月に仙台でPhysical management Lab. Rootsという整体院を開業されている櫻井さんのご厚意で、腰痛に関するセミナーを開催させていただくことになりました。

近年、筋骨格系疾患に対する治療・マネジメントとしてBiopsychosocial model(生物心理社会的モデル)という概念が広がっており、それに伴った社会心理的要因というものの重要性も認知され始めています。
それと同時に、‘慢性痛’では器質的な問題ではなく、全てが非器質的な要因やイエローフラッグによるものなのか?といった混乱を生じているのも事実だと感じています。

皆さんも臨床上経験することがあるかと思いますが、
「あぁ、なんだかこの患者さん治りが遅いし、すごくネガティブ思考だからきっとイエローフラッグが関係してるんだろうなぁ・・・」とか、
「イエローフラッグの可能性もありそうだけど、もし自分よりも腕がいいセラピストが治療したら治るんじゃないかな・・・」など。

そういった疑問を持っている方々も多いかと思います。
ただでさえ腰痛の評価・治療となると多くの要因を考慮しなければいけないのに、慢性痛となるとイエローフラッグ、末梢・中枢感作、坐骨神経痛などなど、複雑な要因が多く、評価・治療をどこから始めていいのかがわからない。
これは、オーストラリアの臨床でも、セラピスト同士の会話で度々浮上する問題です。

実は私も、慢性痛について社会心理的要因などのイエローフラッグを学んだばかりの時に、イエローフラッグや心因的要因がどのように痛みに影響するのかを善意のつもりで患者さんに説明したときに、その方が怒ってクリニックを出ていくというようなことがありました。

患者さんの中には、例え社会心理的要因が痛みに関連していたとしても、それをセラピストが伝えることによって、「痛みが本物でなく頭の中で起こっている空想だ」と捉えてしまう人もいます。
この経験は、患者さんに大変申し訳ないことをしたと同時に、どのように伝えるかが本当に大事だということを学ぶ、大変いい機会となりました。

また、イエローフラッグの把握はもちろん重要ですが、Biopsychosocial modelという名前が示すように、この概念は‘Bio=生物医学的’要素をおろそかにするというものではありません。
これは、いわゆる従来の解剖学や運動学、バイオメカニクスに基づいた評価や治療を行うことを無視するわけではないということです。
私たちの心と体は、切っても切り離すことができないものです。
それらがどのように影響し合っているのか、どの患者さんには関節モビライゼーションや筋・筋膜リリースなどの生物医学的なアプローチが有効なのか、どのような患者さんでは社会心理的要因を考慮してアプローチを変えていかなければならないのか。

そういった疑問に対して少しでもお役に立てるように、今回のセミナーでは、世界で共通知識として認識されている脊柱の評価方法や、近年の評価・治療(Movement Impairment に対する関節モビライゼーション、マニピュレーション、Motor Control に対する運動再教育) 、そしてエビデンスをどのように臨床に落とし込むのかなどを含めたお話しをさせていただきたいと思います。
ここで、世界で共通の知識という言葉がありますが、私がオーストラリアの大学院に通っていた時、そこには、イギリス、ノルウェー、香港、シンガポール、オランダなど様々な国の理学療法士が学びに来ていました。
そこで、私がオーストラリアで学ぶまで知らなかったPPIVM、PAIVMなどといった脊椎の徒手的評価・治療に使われる用語は、それらの国のPTは当然の知識として知っていたことに驚きました。
それと同時に、今後、日本が世界のPT達と会話をしていく上で、これらの知識を当然の知識として知っておく必要とがあるという焦りにも似た感情を覚えました。

そういった背景も含めて、腰痛に関する評価・治療を、二日間に分けて共有させて頂ければと思います。
また、参加者の数も12名と少人数になっていますので、実技指導も受けて頂きやすい環境になるかと思います。
この機会に是非、海外で行われている評価・治療を学んで頂き、日々の臨床に役立てていただければ幸いです。

セミナーの内容予定

• 問診の重要性について
• 腰痛の理解(特異的腰痛、非特異的腰痛、レッドフラッグ)
• 身体的評価
o 視診
o 触診
o AROM
 Over Pressure (オーバープレッシャー)
 Combined Movement (複合運動)
 Repeated Movement (反復運動)
o Passive Physiological Intervertebral Movement (PPIVM : 脊柱の他動的関節可動域テスト)
o Pain Provocation Test (疼痛誘発テスト)
o Neurodynamics (神経誘発テスト)
• Movement Impairment (可動域制限)障害に対するアプローチ
• モーターコントロール障害に対するアプローチ
• 慢性痛に対するクリニカルリーズニングに基づいたペインマネジメント
o 痛みの基本的理解
o 慢性痛に関わる要因、中枢感作・末梢感作
o イエローフラッグの理解
o 慢性痛のマネジメント
• ケーススタディとディスカッション(グループワーク)

江戸英明

<略歴>
2006 年:帝京平成大学専門学校 理学療法科 卒業
2009年:渡豪
2013年:Curtin University    理学療法科 卒業
2017年:Curtin University Master of Clinical Physiotherapy
     筋骨格系專門修士 卒業

<職歴>
2006年:帝京大学医学部附属溝口病院 理学療法士 
2013年:Grange Physiotherapy Physiotherapist
2016年:Life Ready Physio + Pialtes Physiotherapist