動きやすさを追求しています。
宮城県仙台市青葉区の整体で筋膜調整を行うルーツです。

腰痛についての記事が増えてきたので、このあたりで一度簡単にまとめてみたいなと思いました!
変形や骨盤のゆがみと腰痛についてです!

あなたは腰痛の原因として、

変形していますね」とか

骨盤が歪んでいるからですね

って言われたことがありますか?

私20年前からヘルニア持ちで腰が悪いんです…

というようなことも問診や何気ない会話の中でよく聞くことがあります。

私が病院で働いていた時はレントゲンとかの検査結果を診れましたので、確認していました。

その中にはヘルニアがボコボコ膨隆している方も、関節が変形している方も、ゆがんでいる方も多くいらっしゃいました。

腰痛の有無に関わらずです。

どういうことなのかみていきましょう!

腰痛と腰の変形

腰に症状がない人の椎間板と椎間関節に変形などがあるかCTやMRIで特徴を調べた文献を集めた研究

Brinjikji, W.Luetmer, P. H.Comstock, B.et al.Systematic literature review of imaging features of spinal degeneration in asymptomatic populations 2015 

結論:症状のない人でもCTやMRI上の画像所見で異常がある人の割合が高く、年齢とともに増加している。
多くの画像の特徴は、おそらく正常な老化の一部であり、痛みと関連していない。

これらの画像所見は、患者の臨床状態との関連で解釈されなければならないと筆者は述べていました。

ちょっと詳しく見ていくと、
<症状のない人>
椎間板変性の有病率は、20歳代の37%から80歳では96%に増加。
椎間板膨隆の罹患率は、20歳代の30%から80歳代の84%に増加。
椎間板の突出は、20歳代の29%から80歳代の43%に増加。
環状亀裂の有病率は、20歳代の19%から80歳代の29%に増加。
椎間関節の変性は20歳代で4%、80歳代で83%。
腰椎すべり症は20歳代で3%、80歳代で50%であった。

症状が無くても結構な割合で変化しているようですね!しかも20代から変化しているようです!
実は、ヘルニアに関係している椎間板が出っ張ったりしても症状が無い方がとても高い割合でいらっしゃるんです!

仙腸関節の変形と腰痛の関係

Eno JJ, Boone CR, Bellino MJ, Bishop JA. The prevalence of sacroiliac joint degeneration in asymptomatic adults. The Journal of bone and joint surgery American volume. 2015 Jun 03;97(11):932-6.
結果:症状のない方の中で仙腸関節変性があったのは65.1%であり、30.5%に重度の変性が生じていた。
罹患率は年齢と共に着実に増加し、90代の被験者の91%が退行性変化を示した。

痛みなどがなくても仙腸関節が変性している人は沢山いらっしゃるようです!
そして年齢が上がるにつれて増えるようでした。
変形していて仙腸関節が痛い可能性もあるかもしれませんが、必ずしも変形が痛みを引き起こすというわけではなさそうですね。

少し詳しくみて行きましょう!
16-96歳(平均57.7歳)までの腰に痛みなどの症状が何もない方の退行性変化について373のCTスキャン(746の仙腸関節)を撮って検査したらこのような結果になったようです。
必ずしも仙腸関節の変形が痛みを引き起こすわけではないということは、理解しておく必要があります!

椎間板領域の狭窄、腰椎すべり症、終板硬化症、椎間関節の変形と腰痛の関係

Raastad J, Reiman M, Coeytaux R, Ledbetter L, Goode AP. The association between lumbar spine radiographic features and low back pain: a systematic review and meta-analysis. Seminars in arthritis and rheumatism. 2015 Apr;44(5):571-85.
結論:椎間板領域狭窄(狭くなっている)と腰痛に関連があった。(有意な正の関連が認められた。)
職業についている方では脊椎すべり症と腰痛の間に関連性が見られた。
他の放射線の特徴の関連性がわずかだったのは脊椎症と骨棘。
関係がなかったのは終板硬化症および変形性椎間関節症だった。

形態の変化が腰痛と関連しているものもあるようです!
しかし、椎間関節のように変形していても腰痛と関連のないものもありました。
椎間板の部分が狭くなっていたり、すべり症のような疾患は腰痛と関係があるようなので、ケアを頑張りましょうということになりますか。
ただし、1つめの論文のように、すべり症であっても症状が無い方も多くいらっしゃるということは覚えておいてください!

変形のまとめ

症状がなくても、椎間板自体になにか起こっている方も沢山います。
椎間板領域狭窄(狭くなっている)と腰痛に関連があったようです。
腰椎すべり症でも症状が無い方も多くいます。しかし、仕事をしている方では腰痛と関連があるとも言われています。
症状が無くても仙腸関節や椎間関節に変性があります。年齢が上がるにつれて増えるようです。

多くの場合変形だとか変性だとかということは腰痛とは関係していないようです!

関節が変形しているから痛いんだー!とは思わなくてもいいかもしれません!

変形と痛みが関係している場合もありますが、変形していても痛くない人はホントにたくさんいますよーということは理解しておいてください!

腰痛と骨盤のゆがみについて

3か月以上続く腰痛がある人と、腰痛のない人の骨盤の傾きに差はあるか

Fann AV.The Prevalence of Postural Asymmetry in People With and Without Chronic Low Back Pain.Arch Phys Med Rehabil 2002;83:1736-8.

結論:慢性的な腰痛があっても無くても、骨盤傾斜の程度は類似していて差はなかった。
   骨盤傾斜矯正の恩恵を受ける者は他の要因を考慮しなければならない。

腰痛があってもなくても同じくらいの骨盤の傾き具合でしたという結果なんです!

少し詳しくみて行きましょう!

退役軍人と被雇用者で慢性的な腰痛がある93人と、腰痛の無い76人で比較された。
骨盤(仙骨)はレントゲンで検査。
慢性腰痛のあるグループと無いグループの被験者における骨盤傾斜の平均範囲と外側の仙骨角度の差を比較。
その結果、腰痛があってもなくても同じくらいの骨盤の傾き具合でしたということです。

骨盤の傾きが強くても、少なくても腰痛の方はいるし、一方で同じくらい傾いていても腰痛ではない方もいるということのようです!

骨盤の傾きが強い、または傾きが少ない ≠ 腰痛

骨盤が歪んでると言われて関節調整などを続けたけれども症状が改善しないという場合は他の要因に目を向ける必要があるかもしれません!

腰痛と骨盤の非対称性との関係

Levangie PK.The Association Between Static Pelvic Asymmetry and Low Back Pain.Spine.1999;24:1234–42.
( A cross-sectional case-control study)
結論:骨盤の非対称性と腰痛との間に関連はなかった。骨盤の非対称性に基づく評価と治療戦略に疑問を呈するべきであると筆者らは結論で述べられています。

骨盤がズレて(非対称の状態)いても腰痛と関係がなかったということですかね!

少し詳しくみて行きましょう!

理学療法サービスを求める21~50歳の患者さんで12ヶ月未満の腰痛と骨盤の非対称性との間の関連性を評価した。
144名の腰痛患者さんグループと138名の何も症状のないグループでを作った。
骨盤の目印のデータ(上前腸骨棘と上後腸骨棘)を検査して、左右の非対称性について検討した。
骨盤の非対称性は、臨床的に有意義であると思われるいかなる方法でも、腰痛と積極的に関連していなかった。
上後腸骨棘の目印の非対称性は、腰痛の弱い陽性の関連性のある証拠を示した。

研究によると明確に腰痛と関係しているということは示されていないようですね!

腰痛と骨盤のゆがみの関係をまとめます

骨盤のズレや傾きは腰痛と関係していないということが論文で分かっています。

この著者たちは骨盤の非対称性や傾きに基づく評価と治療戦略に疑問を呈するべきであると考察しています。

痛くない人も腰痛の人も骨盤のズレには差がないくらいだったのですから!

骨盤のズレ ≠ 腰痛

骨盤の傾きが強い、または傾きが少ない ≠ 腰痛

骨盤のズレだけに注目して検査したり治療することで効果が得られなければ次の問題点を治療することも考慮すると良さそうです。

仙腸関節の部分の腰痛でお悩みの方にルーツで関節調整をした例

とはいえ、骨盤の関節調整を行って良かった方も今月いらしたので、簡単に症例報告です。

朝仕事に行く準備をしていたらぎっくり腰になられたようです。
仕事中も痛みがあり、立ち座りで特にイタタタ!
前屈みでイタタタ!
外回りもあるので、このまま痛みが続いたら困るということでした。
0が全然痛くなくて、10が想像できる最も激しい痛みで、11段階のうち立ち座りなどでは7くらい痛いということでした。
だいぶ痛いですね…

痛みの場所をチェックし、仙腸関節の6つのテストを実施したところ3つ以上陽性でした。
私は疾患名を診断することはできないので、当てはまっているなーという気持ちで仙腸関節を狙いました!

仙腸関節や腰椎5番と仙骨の間の関節を調整して10分程度で立ち座りの痛みが7→0~1に!
ほとんど痛くないです!
ということで、あとは筋力低下の部位に腹横筋も含めた運動を実施して1回で終了になりました!

本人はひどい痛みが続く中で仕事することがなくて安心しました!
と喜ばれていました!

喜ばれて私も嬉しかったです!

関節に問題があれば、関節への施術で変化があります!

一方で、関節に問題がなかったら、症状の変化はわずかなものになってしまうでしょう。

そのため、関節以外の次の問題を評価していくことになります。

場合によっては関節の問題や筋力の問題、筋膜の問題、脳の問題など複数の原因を抱えていることがあります!

そういったケースでは原因を一つずつ紐解いていく必要があると考えています!

全体のまとめ-腰痛と腰の変形や骨盤の歪みとの関係性-

一部の変形について腰痛と関係があるくらいで、ほとんど腰痛とは関係していないと言われています!
ゆがみについては関係性はないと言われています!

昔、椎間板が悪いと言われた、変形しているからですとか言われたということがあって痛みが長く続いている方は本当はもう腰の組織の変形とは関連がないかもしれません!

(新しい研究の報告などがあるかもしれませんので、あれば教えていただければ嬉しいです!更新します!)

研究で分かっていることをお伝えいたしました!

いかがでしたか?

ゆがみとか変形とか関係ないなら腰痛って何から?

って思いましたか?

しかし、実際には腰や骨盤の関節調整でいい結果を得られたこともありますし、関節を検査をすることも沢山あります!

関節調整でいい結果を得られればそれでいいと思っていますが、そうならない場合もあると思っています。

骨盤のズレや変形だけに注目してしまって、身体の他からの影響を無視してしまうことは疑問があります!

では、関節の他にはどこに腰痛の問題があるのでしょう?

CTやMRIで問題が見つかったとしても症状がない人は沢山いるということが分かっています!

なので、CTやMRIには写らない部分と考えます。

関節を調整する以外にも考えることは、
☑身体を支えるだけの筋力はありますか?
☑動きの妨げにならない柔軟性はありますか?
☑末梢神経の動きは妨げられていませんか?
☑筋膜の硬さはどうですか?
☑感覚はズレていませんか?
☑脳の痛みを止めてくれる機能は活動していますか?
☑日常生活で負荷のかかる姿勢ばかりしていませんか?

など細かくすればきりがありません。

理学療法士だからこのように視野を広げて勉強できて良かったなと思っています。

このように沢山の要因がありますので、マッサージしてもらっても効果なかったとか、関節調整してもらったけどダメだったということが起こり得ます。

もちろんその方法で症状が解決されればいいですが、そうならない場合も起こっています。

ルーツにはそういった方が多くいらしております。

そして、筋膜については痛みのある部分以外からの影響も考えられます。

例えば腰痛の方が足首から施術が必要だったり、腕からの影響が強かったり。

残念ながら患部の調整ばかりでは解決できない問題があります。

ご紹介した原因をケアしながら一つずつ解消していくことが大切になります!

病院などで電気やマッサージをしてもらったけど良くならないという方は、腰痛の原因がその処置をした部位に無いことも考えられます。

そのような方にこそ当サロンの施術でお役に立てることがあるかもしれません!

当サロンでは変形などがあっても痛みを管理できるためにできることをしっかりと検査した上で行っていきます!

あなたの腰痛のお悩みは改善できていますか?

ルーツだからできること

ルーツでは筋膜調整で動きやすいお身体を整えてから、効果的な運動もお伝えして、できるだけ早く効果を感じていただけるようにしています!

病院に行ったけれども湿布や注射、痛み止め、電気、マッサージなどでは効果があまり感じられなくてお困りの方や、症状を改善していきたい方などはルーツで筋力、関節が動く範囲を調べ、筋肉や筋膜の状態を確認し調整することや、生活習慣の見直しなどでお身体をケアしていくことでお役に立てるかもしれません!
お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!

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